コラム 〜"真の美しさ"への近道〜
   今、私が居るここ (春のオープンから今までの感謝を込めて)
サロンをオープンしてから初めて迎えるこの年末、春から冬まで心に残る二人のクライアントがいる。
Yさんは、ひどく疲れた様子で椅子に座ることもやっとのようで、手は冷たく冷えていて、説明なんかより早く温かい岩盤浴に入りたがっていた。
そんな彼女が二回目サロンに来てセラピーを受ける時、心臓が悪いことを告げなから、そう長く生きなくてもいいから、あと何年間かでもこの辛さと苦しさから開放されて生きるためにはどうすればいいか、なんでもしますから教えてくださいと、言われたことである。
返す言葉がないまま、長い沈黙のすえ、仕事を減らし、たばこをやめることです、と やっと言ったものの、本当にこの人のために私に何ができるのか、セラピストとして私にできること、人と人の出会いの中でできることはなにか?会って間もない私を信用して委ねようとする彼女の役に立つことができるのだろうか?自分に問いかける。
そう、いま私が居るこの場所は、私がいるべき場所だから、私は今ここに居るのだ。
私はYさんを通じてもう一度、私がいま立っているこの場所と、私の役割を確かめることができた。
Yさんに…あなたがそうしたければ、私に委ねて見てください。あなたとともに過ごすこの時間と空間に感謝です。

もう一人寒い夜、インターネットを調べて来たMさん。彼女の顔に触れると、いきなり彼女は話しかけられたように語り始めた。
家族がだれもいないこと、愛する人を見送った記憶。生きる気力さえない彼女の身体はあんまりにも無防備で、この冬を耐えられるか心配になるくらいだった。
セラピーの終わりに彼女の可愛いおでこに手かざしをして、これからきっと訪れる素敵な出会いと幸福な体験に祝福する。
このくらいが私にできる精一杯のことだから…。
それぞれの思いが一つの区切りをつける12月の末、この一年のすべてのできこと、すべての出会いに感謝を送ります。
できことの良い悪いの判断より、私たちがそのできことを通して、学びと気付きを得た一年でありますように。
今年の5月のオープン以来、500人をこえる方が訪ねてくれました。素敵な出会いをありがとうございます。



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