「大いなるもの」は帰ってくる タオとは天と地のできる前からある働きだ。 あらゆるものの混ざり合った混沌(カオス)。 本当の孤独と静寂に 満ちていて、すべてを 混ぜあい変化させつづけ、 あらゆるところに行き渡り、 すべてのものを産む働き―――、 こんな混沌の力は名づけようがないから、 私は仮に道(タオ)と呼ぶんだが、もし、 この働きの特色はなにか、と訊かれれば、 「大いなるもの」と応えよう。 それは大きなものだから 遠くまで行く。 遠くまで行くから、 帰ってくる。 このタオの偉大さ(グレートネス) を、 受けついだ天は偉大(グレート)であり、 それを受けた大地は偉大なのだ。 その大地にいる人間だって、 タオにつながる時は偉大なんだよ。 だってその人は 大地に従って生きるからだ。 大地は天に従っているし、 天は道(タオ)に従い、 道(タオ)はそれ自体、自らの動きに従う―――だから、それこそ 自然さえ生んだ大いなる自然と言えるんだ。 *加島 祥造の『Taoにつながる』より引用
身体をリラックスさせ(調身) 呼吸をリラックスさせ(調息) 心をリラックスさせる(調心)エクササイズです。
1. 身体のリラックス(調身)とは 人にはそれぞれ特有の緊張の癖があります。 人格とはその人が人生の中で社会と折合いつつ身につけてきた緊張のシステムともいえます。 筋肉に十二単のような層をなした緊張の鎧を身につけることで社会に適応していきます。 この無意識的な「筋肉緊張の慢性化」によって身体の不調があらわれます。 できれば着脱自在の鎧であってほしいと思います。 エクササイズTao美仙は身体をリラックスさせることと、着脱自在の鎧を自覚しそれを利用しつつ、 それから開放される手段です。 〜 鎧からの開放のための 〜 【STEP1】 手の6つの経絡を通すストレッチ(血流とリンパ液の活性化) 【STEP2】 脚の6つの経絡を通すストレッチ(こわばった筋肉をゆるめる) 【STEP3】 グラウンディングによる大地との調和(現実にしっかり根を張って生きる身体つくり) 【STEP4】 禅密功による背骨運動 (脊髄の運動によって自律神経のバランスを整えながら骨盤矯正) 【STEP5】 自発動による鎧からの解放 (内分泌を整えながら身体を古い凝りから解放させ、自然治癒力を高める)
2. 呼吸のリラックス(調息)とは 「腹式呼吸・丹田呼吸により生体エネルギーの活性化をはかる」 呼吸にとって大切なのはテクニックではなく心の安定です。身体の解放なしには、呼吸は難しくなります。 身体の解放と横隔膜の解放により、毛細血管の数が増え、呼吸活動に参加する肺胞の数も増えることによって 身体への酸素の供給量が増えます。 一呼吸、15〜20秒のサイクルにし、息を吸う時に新鮮な空気が直接脳に入って白い煙となって脳を洗い、 吐くときに脳の中の汚いもの、こわばりやこだわり、余分のエゴと欲望がすべて洗われて出て行くという 伝統的なイメージを通して心が安定していくのでこれが調心につながります。
3. 心のリラックス(調心)とは 「身体と心を深くリラックスさせ、心を平安に導く」 調心へとつながる道は瞑想による入静です。 入静とは脳のきわめて安定した静かな心地よい状態を指します。 気が付くが、気をとられない状態ともいえます。 意識を一点に集中させることで、脳のほかの興奮点を消していくことです。 実際、脳の中で新皮質・前頭葉の部分だけ常に過剰な興奮に さらされており、脳の他の部分はやっと生きていくだけの 血液がめぐるだけになっています。 入静によって前頭葉を積極的に休めながら血行を良くする事で 血液の再配分が起こります。 脳の消費する酸素の量が著しく減り呼吸による供給量が増えることで 脳はリラックスし、今まで血液が供給されなかった脳の部分に血液が供給され 潜在能力と精神的な覚醒へとつながります。
以上、三つ(調身・調息・調心)が合わさって一つになるのではなく、一つになり、三調(調身・調息・調心)が 消え新たな境地(心の平安)に至ることになります。 何にも調整しない、ありのままの私へ。 天・地・人 合一になります。
Tao(道)とは、宇宙のエネルギーそのものであります。 小宇宙である人の身体にも、大宇宙と同じように エネルギー回路があり、人の身体にそのエネルギーを 通す事が小周天であります。 小周天回路に、宇宙エネルギーがまわると、 心と身体がつながり、心と身体は大きく変化します。 美しく、明るく、健康で、おおらかになるでしょう。 Tao美仙は、小周天回路の開放を目指します。
★・・・私のクンダリーニ覚醒 その体験がクンダリーニ覚醒であったことを確信し、受け入れるまで八年の時間を必要としました。 言葉での説明に戸惑うくらい、その体験はあんまりにも強烈なものでした。 生まれて初めてした丹田呼吸を始めた数か月前から、お腹の中で動きながら、大きくなっていく、正体不明のエネルギーがありました。 2000年2月19日、尾てい骨の奥深いところから、光と恍惚とともに目覚め、台風のようにパワフルに背骨を上昇するエネルギーに出会えました。 瓶のふたを開けながら出てきたように、回転しながら目覚めたエネルギーとの出会いは、長い間、探し求めてきた存在そのもの、大いなる正真正銘の私との繋がりでした。 逆らい切れない強いエネルギーの上昇で、背骨が折れてしまうではないか、このまま胸を通れば、心臓が破裂し、頭がふっとばされるのでは、と思いました。 恍惚による溢れだす涙と、上昇エネルギーとともに、自分の中から出る人の声だとは思えないような、まるで狼の遠吠えにも似たような、原始的なその声とともに上がり、後頭部の上部から頭頂部を溶かしながら消えていった感じでした。 続いて、もう少し優しく2回目の上昇がありました。 頭頂部が消えてしまったようで私と外の境界線がなくなって私そのものが溶けていく時、確かに聞こえた内なる声がありました。 しかし、その後の道程は暗夜そのものでした。 別の次元のエネルギーとの反発で、三ヶ月間のからだ全体の痛み、微熱、肉体と精神のずれからくる違和感に悩まされました。 その後、闇の底まで落ちていた三年にも及ぶ魂の暗夜の体験がありました。 闇の底で、私が命さえ投げ捨てる覚悟で、献身の約束を交わしたとき闇が消え去りゆっくりと穏やかな朝が来ました。 出会いとシンクロにシティの連続で、学習が始まりました。 だれかに助けを求めるように、その現象を解明したくて捜し求めた道のりが、クンダリーニ覚醒のプロセスであったことを8年が立った今、やっと理解しました。 この出来事は祝福であり、この祝福の秘密がひもとかれていく過程が、心の平安へとつながる道でした。 そして、気が付いたら、私はタオイストになっていました。 決して抽象的ではない形で、人の言葉で説明できる道具と手段を用いての代替医療であるカイロプラックティックとオステオパシー、温熱療法、タオイズムに基づいたエクササイズを仕事をやらせてもらうようになりました。 長い間、封印していたクンダリーニ体験がやっと紐解かれ、エネルギーと自分の身体を調和させていくその解明の過程で会得したものがBMSエクササイズ「TAO美禅」そのものです。 エクササイズに関しては、私個人としてもかけがえのない深い思いがあります。 また、一時、見捨てられたと思ったこともあるくらい、闇と光が交差したその体験によって、人々との繋がりが出来てとても嬉しいです。 現実の中、人との輪の中で生きることを前提に、与えられた時間を、より豊かに生きるお手伝いができれば幸いです。 ― 2007年 9月 ―